青春時代劇「トキメキ☆成均館スキャンダル」はかなりおもしろい！（ネタバレあり） [トキメキ☆成均館スキャンダル]
あっという間に新年も10日を過ぎてしまいましたが、皆様如何お過ごしですか、ＧＲＡＣＥです。
既にＭｎｅｔで本放映が開始して、ＪＣさんからインタビューや物語の時代設定当時の国王のご紹介をＵＰして頂いてる「トキメキ☆成均館スキャンダル」の登場人物とストーリーのご紹介をさせて頂きます。
物語の時代設定は朝鮮の国王正祖（本名イ・サン）が統治した1776年～1800年で、ドラマに出てくる文字は全て漢字でまだハングル文字が開発されてない頃という設定のようです。当時の政府高官の養成期間であった成均館という実在した（現在も大学として存続して、ソン ジュンギＳＳＩの母校）儒学を学ぶ学校が舞台になっていて、原作の小説「成均館の日々」はベストセラーだそうです。ドラマの随所に論語の教えが分り易く解説されていて漢字や儒教にあまり馴染みがない世代への教育的な要素も少し含まれた時代劇ドラマです。
成均館の教授であった父親が幼い時に亡くなって病弱の兄、そして母を養う為に当時女性が文字の読み書きをすることや学問をすることはご法度だったので、男装して兄の名前キム ユンヒを借りて、本屋の書籍書き写しをして収入を得ていた頭脳明晰な女の子キム ユニ（パク ミニョン）は、本屋から成均館の入学試験の替え玉受験の仕事を持ちかけられ、危険を覚悟で受験したのですが、依頼人だと勘違いした右大臣の一人息子イ ソンジュン（パク ユチョン）に替え玉受験を告発されてしまいます。
替え玉受験は告発されたものの、ユンヒが女性であることは何故かバレず、ユンヒはその頭の良さから替え玉受験の罰として成均館に入学してしっかり勉強することを国王から命じられてしまい、女人禁制の成均館に女の子が男装して周囲を欺いて潜り込んでしまうという展開になります。
物語は女人禁制の儒教の学舎に女の子が潜り込んだらどうなるか、ということだけがスキャンダルではなく、国王正祖が実現しようとした民主化計画にまつわる政治抗争と何者かに殺されたユニの父親の残した遺書の謎解きと犯人探し、そして政府高官の予備軍とも言える成均館の儒学生の日々出来事の中で起きる事件の数々が幾重にも重なって大変興味深いストーリー展開になっています。いわゆる史実になぞらえた時代劇ではなく、時代設定を正祖時代の朝鮮に持っていった青春ドラマとして見て頂くとよいのではないかと。
それでは正祖朝鮮時代のＦ４ともいえる登場人物のご紹介です。
イ・ソンジュン (パク ユチョン)
叩いたら音がしそうな堅物、原理至上主義者というか、いわゆる秀才を絵に描いたような右大臣の一人息子で当然のことながら、将来は政府高官になるエリートです。まじめで勤勉、試験ではいつも一番で撒け知らず、政府高官の家に生まれた純粋培養でいわゆる世間一般に起きていることはキム ユンヒに出会うまでほとんど気付いていませんでした。そしてあまりにマジメで当然のことながら女性に関することには極めて疎いがゆえに、まさかキム ユンヒが女性であることに全く気付かないまま、ユンヒの人間的な魅力にどんどん引き付けられていく自分がゲイでないかと真剣に悩んでしまいます。事の成り行きでユンヒを成均館に入学させてしまうきっかけを作ったことに責任を感じたのか、先輩のク ヨンハとムン ジェシンと共にユンヒを陰日なたになって守っていきます。
ユチョン殿の役者デビュー作になるのですが、収録開始前の3ヶ月間を共演する先輩俳優さんについてしっかり演技を学んだというだけのことがあって、とても自然な演技で恐らく本人のまじめな部分とソンジュンのキャラが会っているのではないかなと思うのですが、大変丁寧に演じていることが感じられます。撮影前の演技の勉強からクランクアップまで半年近くかかり、猛暑から晩秋の吐く息が白くなるロケ先の寒さまで長丁場だった上に途中ＪＹＪのショーケースで海外公演もあり、本当に大変なスケジュールで最後の方は大熱を出したままの撮影になったそうですが、ほんっとに初演でここまでできたのは素晴らしいことです。
キム ユンヒ/キム ユニ（パク ミニョン）
幼い頃からその頭の良さで読み書きを学び、学者である父からの教えも受けましたが、父の死後は家計を助けるべく、男になりすまして本屋の書籍書き写しで収入を得る毎日だったキム ユニは兄の名前であるキム ユンヒを名乗って成均館に入学してしまいます。好奇心が旺盛で華奢な体と美しい容姿から想像もできないような果敢な行動もやってのけ、周囲から「ダエムル」（大物）というニックネームでかわいがられます。男装で男として成均館に入学したがゆえ、女性であることがバレないようにすることだけでも大変なのですが、次第に芽生えるイ ソンジュンに対する恋心や、ユンヒを男性と疑わず思いを寄せてくる、成均館の儒者たちはもちろん、朝廷の大臣たちまで魅了する当代最高の妓女のチョセンの存在等、ユンヒの心の葛藤にはとても複雑なものがあります。
かわいい美人のミニョンちゃんの男装の麗人姿は大正解です。女性でありながら男として振舞うという複雑な配役設定をとても伸び伸びと演じていて、共演の男優さん達とのバランスも大変よく、ソンジュンへの想い、念願だった学問を好きなだけ学べること喜び、父親の殺人事件の謎解きにまつわる心の葛藤、そして自分の正体が暴露された時のショック等、複雑な感情の移り変わりを無理なく演じていて好感が持てます。
ク ヨンハ（ソン ジュンギ）
豪商で大地主の家に生まれたヨンハは本来ならば公家（両班＝貴族階級）の出身でなかれば入学できない成均館に、父親の賄賂によって買収されてヨンハを自分の甥っ子として戸籍に登録してしまった下級貴族のお陰で、本来の身分は誰にも知られないまま入学してしまいます。（ヨンハの戸籍の秘密も後にスキャンダルの一つとなります。）貴族支配階級の腐敗を身をもって知っているヨンハにとって家柄や政治というのはお金でどうにでもなるバカバカしいものにしか見えず、成均館入学後も名打てのプレイボーイとして料亭で妓女遊びを派手に繰り返しますが、後に国王から朝鮮の民主化にはなくてはならない人物と明言されます。
半端ないプレイボーイがゆえにユンヒの筆跡からユンヒが女ではないかと誰よりも先に気付いてしまいますが、次第に「そりゃ～、俺はク ヨンハだからね」という名フレーズでユンヒのよき先輩としてとても現実的な価値あるアドバイスをソンジュン、ユンヒ、そして幼馴染で同級生のジェシンにしていきます。もっともヨンハの快楽至上主義、或いは粋な計らいのお陰でソンジュンとユンヒは二人きりで孤島や山荘で一夜を過ごすハメにはまってしまうのですが。
今まで弟キャラが多かったジュンギＳＳＩですが、この作品でも少し大人のむしろオッパーのキャラへの移行ができたというか。この作品で自然体の演技の中で新しい境地を開拓できたようです。年齢的にも成均館Ｆ４の最年長で全体のバランスを考えての演技、そしてドラマのまとめ役というかリーダーシップをとっていたようで、俳優としての成長が見られる作品です。
そしてまあ綺麗なこと。妓女役の女優さん達より鼻筋にいれたハイライトやこの時代にそして男性でありえないだろうっていうような派手なお衣装が実によく似合っていて、男性の韓服をこれだけカラフルにゴージャスに着こなせるのは恐らくジュンギＳＳＩ以外いないんじゃないかってほどでした。
ムン ジェシン （ユ アイン）
成均館生徒会長であった兄がユンヒの父と一緒に何者かによって殺された法務大臣の次男で、兄の殺人事件の際に法務大臣であった父が何もしなかったことに失望し、正義の存在を疑いつつもいつか兄の仇討ちをしようと思っている成均館の暴れん坊です。授業には出ないは、お酒は飲むは、浪人のような格好で夜な夜な街にでて博打はするはで狂馬の異名がある反面、女性に極端に弱く、女性が側にくるだけでシャックリが止まらなくなってしまう純情な面もある、考えようによっては純情で不器用な男です。幼馴染のヨンハとは成均館でも同級生で、この両極端のコンビは絶妙なバランスで物語に深みを持たせています。
ユンヒがユニつまり女の子の格好で村の不良に襲われそうになったところを通りかって助け、後にユニがユンヒとなって成均館に入学後、ふとした事がきっかけでユンヒがユニであることに気付き、だんだんにユニへ想いを寄せていき、ヨンハと共に陰日向にユンヒを守っていくのですが、ユニのソンジュンへの想いに気付いて自分は身を引こうとするせつない系の存在です。
ユ アインＳＳＩが過去の傷を負った陰のあるムン ジェシンをカッコよくそしてせつなく演じておりまして、長い髪を無造作に靡かせて、浪人のような衣装で、ともかくとてもセクシー。夜な夜なジェシンはホン ビョクソという世直し怪盗として出没するので、忍者のような格好でアクションもたくさんあり、せつない系の演技だけではなくアクションまでこなさなければならず大変だったろうと想うのですが、しっかり安定した演技で演じています。
そして韓ドラお約束の横恋慕さんと、悪役のご紹介
ハ・ヒョウン （ソ・ヒョリム）
軍務長官を父に、成均館の生徒会長を兄にもつお転婆娘のお嬢さんなのですが、父の政治的野心から右大臣の息子イ ソンジュンと政略結婚させられそうになります。もっともヒョウンはたまたま街で遭遇したソンジュンに一目惚れしてしまい、政略結婚にはまったく興味のないソンジュンの気をどうにか引こうといろいろ画策します。
世間知らずのお転婆我儘娘をヒョリムちゃんがとてもかわいく素直に演じています。残念だったのはこの方公称身長170センチ、実際にはそれ以上あるようで韓服のチョゴリの部分がビョ～ンと長くなってバランスが悪くなってしまい、和服もそうなのですが韓服も小柄な方が似合うかなと。更にこの方はソン ジュンギＳＳＩと歌番組の「ミュージックバンク」のＭＣで共演してて、このドラマではあまり一緒になるシーンはなかったのですが、それでも同じシーンになると何かＫＢＳさん使い廻してますねえって感じがしてしまいました。
ハ インス（チョン テス）
成均館の生徒会長で権力が全てであることを信じて疑わず、自分の思い通りに事を運ぶ為には手段を選ばず、自分に服従しない者には非情な対応をすることに何の罪悪感も持たない悪役中の悪役です。父の軍務長官と共に政治への野望も半端なものではなく、父の陰謀に加担していきますが、そんなインスにも弱点はあり、想いを寄せる当代最高の妓女のチョセンが自分に一向になびかないないことに苛立っています。
罪悪感ゼロ、無表情に徹底した悪役をチョン テスＳＳＩがしっかり演じております。同時に唯一自分の思い通りにならないチョセンへのインスの複雑な心情も哀愁ある目の演技で演じて、インスのキャラクターに深みを持たせています。
ＯＳＴはもちろんＪＹＪ。役者として出演したユチョン殿を他のメンバーがＯＳＴで支援したある意味ＪＹＪが全員参加した作品です。
青春ドラマにサスペンスの要素を加味して時代設定を朝鮮時代に持っていったことで新しいタイプの時代劇として秀作といえる作品です。原作がベストセラー小説ということもあり、ストーリーラインがしっかりしていて、ユンヒとソンジュンの恋の進行を軸に数々のスキャンダルを散りばめて物語に多面性を持たせて飽きさせない工夫がされています。物語の中に朝鮮時代のスポーツ（弓道、蹴鞠、ホッケーのような球技）や婚姻の風習そして儒教の教えも取り入れて歴史文化の紹介にもなっているとてもよくできた作品です。
既にＭｎｅｔで本放映が開始して、ＪＣさんからインタビューや物語の時代設定当時の国王のご紹介をＵＰして頂いてる「トキメキ☆成均館スキャンダル」の登場人物とストーリーのご紹介をさせて頂きます。
物語の時代設定は朝鮮の国王正祖（本名イ・サン）が統治した1776年～1800年で、ドラマに出てくる文字は全て漢字でまだハングル文字が開発されてない頃という設定のようです。当時の政府高官の養成期間であった成均館という実在した（現在も大学として存続して、ソン ジュンギＳＳＩの母校）儒学を学ぶ学校が舞台になっていて、原作の小説「成均館の日々」はベストセラーだそうです。ドラマの随所に論語の教えが分り易く解説されていて漢字や儒教にあまり馴染みがない世代への教育的な要素も少し含まれた時代劇ドラマです。
成均館の教授であった父親が幼い時に亡くなって病弱の兄、そして母を養う為に当時女性が文字の読み書きをすることや学問をすることはご法度だったので、男装して兄の名前キム ユンヒを借りて、本屋の書籍書き写しをして収入を得ていた頭脳明晰な女の子キム ユニ（パク ミニョン）は、本屋から成均館の入学試験の替え玉受験の仕事を持ちかけられ、危険を覚悟で受験したのですが、依頼人だと勘違いした右大臣の一人息子イ ソンジュン（パク ユチョン）に替え玉受験を告発されてしまいます。
替え玉受験は告発されたものの、ユンヒが女性であることは何故かバレず、ユンヒはその頭の良さから替え玉受験の罰として成均館に入学してしっかり勉強することを国王から命じられてしまい、女人禁制の成均館に女の子が男装して周囲を欺いて潜り込んでしまうという展開になります。
物語は女人禁制の儒教の学舎に女の子が潜り込んだらどうなるか、ということだけがスキャンダルではなく、国王正祖が実現しようとした民主化計画にまつわる政治抗争と何者かに殺されたユニの父親の残した遺書の謎解きと犯人探し、そして政府高官の予備軍とも言える成均館の儒学生の日々出来事の中で起きる事件の数々が幾重にも重なって大変興味深いストーリー展開になっています。いわゆる史実になぞらえた時代劇ではなく、時代設定を正祖時代の朝鮮に持っていった青春ドラマとして見て頂くとよいのではないかと。
それでは正祖朝鮮時代のＦ４ともいえる登場人物のご紹介です。
イ・ソンジュン (パク ユチョン)
叩いたら音がしそうな堅物、原理至上主義者というか、いわゆる秀才を絵に描いたような右大臣の一人息子で当然のことながら、将来は政府高官になるエリートです。まじめで勤勉、試験ではいつも一番で撒け知らず、政府高官の家に生まれた純粋培養でいわゆる世間一般に起きていることはキム ユンヒに出会うまでほとんど気付いていませんでした。そしてあまりにマジメで当然のことながら女性に関することには極めて疎いがゆえに、まさかキム ユンヒが女性であることに全く気付かないまま、ユンヒの人間的な魅力にどんどん引き付けられていく自分がゲイでないかと真剣に悩んでしまいます。事の成り行きでユンヒを成均館に入学させてしまうきっかけを作ったことに責任を感じたのか、先輩のク ヨンハとムン ジェシンと共にユンヒを陰日なたになって守っていきます。
ユチョン殿の役者デビュー作になるのですが、収録開始前の3ヶ月間を共演する先輩俳優さんについてしっかり演技を学んだというだけのことがあって、とても自然な演技で恐らく本人のまじめな部分とソンジュンのキャラが会っているのではないかなと思うのですが、大変丁寧に演じていることが感じられます。撮影前の演技の勉強からクランクアップまで半年近くかかり、猛暑から晩秋の吐く息が白くなるロケ先の寒さまで長丁場だった上に途中ＪＹＪのショーケースで海外公演もあり、本当に大変なスケジュールで最後の方は大熱を出したままの撮影になったそうですが、ほんっとに初演でここまでできたのは素晴らしいことです。
キム ユンヒ/キム ユニ（パク ミニョン）
幼い頃からその頭の良さで読み書きを学び、学者である父からの教えも受けましたが、父の死後は家計を助けるべく、男になりすまして本屋の書籍書き写しで収入を得る毎日だったキム ユニは兄の名前であるキム ユンヒを名乗って成均館に入学してしまいます。好奇心が旺盛で華奢な体と美しい容姿から想像もできないような果敢な行動もやってのけ、周囲から「ダエムル」（大物）というニックネームでかわいがられます。男装で男として成均館に入学したがゆえ、女性であることがバレないようにすることだけでも大変なのですが、次第に芽生えるイ ソンジュンに対する恋心や、ユンヒを男性と疑わず思いを寄せてくる、成均館の儒者たちはもちろん、朝廷の大臣たちまで魅了する当代最高の妓女のチョセンの存在等、ユンヒの心の葛藤にはとても複雑なものがあります。
かわいい美人のミニョンちゃんの男装の麗人姿は大正解です。女性でありながら男として振舞うという複雑な配役設定をとても伸び伸びと演じていて、共演の男優さん達とのバランスも大変よく、ソンジュンへの想い、念願だった学問を好きなだけ学べること喜び、父親の殺人事件の謎解きにまつわる心の葛藤、そして自分の正体が暴露された時のショック等、複雑な感情の移り変わりを無理なく演じていて好感が持てます。
ク ヨンハ（ソン ジュンギ）
豪商で大地主の家に生まれたヨンハは本来ならば公家（両班＝貴族階級）の出身でなかれば入学できない成均館に、父親の賄賂によって買収されてヨンハを自分の甥っ子として戸籍に登録してしまった下級貴族のお陰で、本来の身分は誰にも知られないまま入学してしまいます。（ヨンハの戸籍の秘密も後にスキャンダルの一つとなります。）貴族支配階級の腐敗を身をもって知っているヨンハにとって家柄や政治というのはお金でどうにでもなるバカバカしいものにしか見えず、成均館入学後も名打てのプレイボーイとして料亭で妓女遊びを派手に繰り返しますが、後に国王から朝鮮の民主化にはなくてはならない人物と明言されます。
半端ないプレイボーイがゆえにユンヒの筆跡からユンヒが女ではないかと誰よりも先に気付いてしまいますが、次第に「そりゃ～、俺はク ヨンハだからね」という名フレーズでユンヒのよき先輩としてとても現実的な価値あるアドバイスをソンジュン、ユンヒ、そして幼馴染で同級生のジェシンにしていきます。もっともヨンハの快楽至上主義、或いは粋な計らいのお陰でソンジュンとユンヒは二人きりで孤島や山荘で一夜を過ごすハメにはまってしまうのですが。
今まで弟キャラが多かったジュンギＳＳＩですが、この作品でも少し大人のむしろオッパーのキャラへの移行ができたというか。この作品で自然体の演技の中で新しい境地を開拓できたようです。年齢的にも成均館Ｆ４の最年長で全体のバランスを考えての演技、そしてドラマのまとめ役というかリーダーシップをとっていたようで、俳優としての成長が見られる作品です。
そしてまあ綺麗なこと。妓女役の女優さん達より鼻筋にいれたハイライトやこの時代にそして男性でありえないだろうっていうような派手なお衣装が実によく似合っていて、男性の韓服をこれだけカラフルにゴージャスに着こなせるのは恐らくジュンギＳＳＩ以外いないんじゃないかってほどでした。
ムン ジェシン （ユ アイン）
成均館生徒会長であった兄がユンヒの父と一緒に何者かによって殺された法務大臣の次男で、兄の殺人事件の際に法務大臣であった父が何もしなかったことに失望し、正義の存在を疑いつつもいつか兄の仇討ちをしようと思っている成均館の暴れん坊です。授業には出ないは、お酒は飲むは、浪人のような格好で夜な夜な街にでて博打はするはで狂馬の異名がある反面、女性に極端に弱く、女性が側にくるだけでシャックリが止まらなくなってしまう純情な面もある、考えようによっては純情で不器用な男です。幼馴染のヨンハとは成均館でも同級生で、この両極端のコンビは絶妙なバランスで物語に深みを持たせています。
ユンヒがユニつまり女の子の格好で村の不良に襲われそうになったところを通りかって助け、後にユニがユンヒとなって成均館に入学後、ふとした事がきっかけでユンヒがユニであることに気付き、だんだんにユニへ想いを寄せていき、ヨンハと共に陰日向にユンヒを守っていくのですが、ユニのソンジュンへの想いに気付いて自分は身を引こうとするせつない系の存在です。
ユ アインＳＳＩが過去の傷を負った陰のあるムン ジェシンをカッコよくそしてせつなく演じておりまして、長い髪を無造作に靡かせて、浪人のような衣装で、ともかくとてもセクシー。夜な夜なジェシンはホン ビョクソという世直し怪盗として出没するので、忍者のような格好でアクションもたくさんあり、せつない系の演技だけではなくアクションまでこなさなければならず大変だったろうと想うのですが、しっかり安定した演技で演じています。
そして韓ドラお約束の横恋慕さんと、悪役のご紹介
ハ・ヒョウン （ソ・ヒョリム）
軍務長官を父に、成均館の生徒会長を兄にもつお転婆娘のお嬢さんなのですが、父の政治的野心から右大臣の息子イ ソンジュンと政略結婚させられそうになります。もっともヒョウンはたまたま街で遭遇したソンジュンに一目惚れしてしまい、政略結婚にはまったく興味のないソンジュンの気をどうにか引こうといろいろ画策します。
世間知らずのお転婆我儘娘をヒョリムちゃんがとてもかわいく素直に演じています。残念だったのはこの方公称身長170センチ、実際にはそれ以上あるようで韓服のチョゴリの部分がビョ～ンと長くなってバランスが悪くなってしまい、和服もそうなのですが韓服も小柄な方が似合うかなと。更にこの方はソン ジュンギＳＳＩと歌番組の「ミュージックバンク」のＭＣで共演してて、このドラマではあまり一緒になるシーンはなかったのですが、それでも同じシーンになると何かＫＢＳさん使い廻してますねえって感じがしてしまいました。
ハ インス（チョン テス）
成均館の生徒会長で権力が全てであることを信じて疑わず、自分の思い通りに事を運ぶ為には手段を選ばず、自分に服従しない者には非情な対応をすることに何の罪悪感も持たない悪役中の悪役です。父の軍務長官と共に政治への野望も半端なものではなく、父の陰謀に加担していきますが、そんなインスにも弱点はあり、想いを寄せる当代最高の妓女のチョセンが自分に一向になびかないないことに苛立っています。
罪悪感ゼロ、無表情に徹底した悪役をチョン テスＳＳＩがしっかり演じております。同時に唯一自分の思い通りにならないチョセンへのインスの複雑な心情も哀愁ある目の演技で演じて、インスのキャラクターに深みを持たせています。
ＯＳＴはもちろんＪＹＪ。役者として出演したユチョン殿を他のメンバーがＯＳＴで支援したある意味ＪＹＪが全員参加した作品です。
青春ドラマにサスペンスの要素を加味して時代設定を朝鮮時代に持っていったことで新しいタイプの時代劇として秀作といえる作品です。原作がベストセラー小説ということもあり、ストーリーラインがしっかりしていて、ユンヒとソンジュンの恋の進行を軸に数々のスキャンダルを散りばめて物語に多面性を持たせて飽きさせない工夫がされています。物語の中に朝鮮時代のスポーツ（弓道、蹴鞠、ホッケーのような球技）や婚姻の風習そして儒教の教えも取り入れて歴史文化の紹介にもなっているとてもよくできた作品です。
うわぁ～Graceさん 人物紹介ありがとうございます。
先行で＃１、２話を観ましたが
本格的には今月末からMnetでスタートです！
超～～楽しみ！
by JC (2011-01-10 15:03)
このドラマ、スタートはイタキスと同時期で視聴率も一桁だったのですが、徐々に視聴率を上げて、韓ドラの視聴率の合格ラインの１０％を超すことできました。何度も申し上げますが、時代劇として見るよりは青春ドラマの時代設定が300年前だった位のスタンスで見て戴ければよいかと。
この時代にカップルリングがあったかとか、儒学生が妓女あげて料亭で遊んでていいのか、とかはたまたこの時代にほんっとに民主主義政治を施行する気が国王にあったのか、とかツッコミどころも山ほどあるドラマです。
by Ｇｒａｃｅ (2011-01-10 16:46)
Graceさん、詳しい情報有難うございます。
突っ込みどころ満載ですね。
ふふふ、楽しみです。（おい、見るところがちがうだろ！笑）
私も周りの動向に乗り遅れないようにソン･ジュンギssi、チェックしないと！
あ、でも私はいつこのドラマが見れるかな～～＾＾；
by H (2011-01-10 22:19)
ユチョン殿の役者デビュー作でありますから、ＪＹＪペン様達は必見ですが、パンピー視聴者の皆様に充分楽しんで頂ける作品です。ユチョン殿をはじめ、ジュンギＳＳＩにイアンＳＳＩ、そして悪役のチョン テスＳＳＩまで全編イケメンのオンパレードで目の保養にこれほどよいドラマもございません。
脇役の大人達をしっかりベテランの俳優さん達が固めてくださっているので、全体のバランスと質のとても高いドラマに仕上がっております。女の子が男の子になりすまして起きる騒動のドラマは「コーヒープリンス一号店」、「イケメンですね」に続いてこれが私の知ってる限りでは3作めで、韓国ってこういうコンセプトが受けるのかなと。
by Ｇｒａｃｅ (2011-01-11 06:17)